柿澤 哲次 自己紹介へ

中古住宅の購入額の考え方

公開日:2025/08/05(火) 更新日:2025/08/04(月) 社長ブログ

楽しい住まいを創造するエスエイチスペースの柿澤です。

前回のブログに引き続き、「中古住宅の買い方」についてお話させていただきます。

前回のブログ

2枚写真(軒天井と屋根)を載せさせていただいております。

2階建もしくは3階建とものなると、物件内覧時になかなか、

屋根や軒天井をチェックされる購入検討者さんはいないと思います。

ましてや、不動産会社の営業マン(物件の案内者)が

屋根や軒天井などについて説明するシーンは皆無だと思います。

なぜ、この話を私が今回お話をするかというと

例えば、不動産物件(中古戸建住宅)の購入予算が

2,000万円とします。(これは、諸費用などは除く前提です)

室内やパッと見の外観を気に入り購入し、住んで5年くらい経過したとしましょう。

この購入物件が築15年経過していたとしますと、5年住めば新築から20年計画していることになります。

木造住宅で、新築から20年経過しますと、必ずどこかに不具合が発生してきます。

容認できる不具合でしたら良いですが、

建物にとって致命的な損傷となる「防水」の不具合と

なると話は別です。

見えない箇所から少しつづ

雨水が浸入し、気づいた頃には手遅れになっている、

要するに構造柱が腐朽してしまっていると、修繕には多額のコストが発生します。

これは、どんなに新築時高価な家を建てたとしても、仮に高価な大手ハウスメーカーで建てたとしても

防水性能に関するメンテナンスを実施しなければ、防水性能は劣化し雨水の浸入が発生し易くなります。

このメンテナンス費用の金額は、ピンキリですし、建物の大きさ等により

変わりますが、少なくとも200万円前後の費用は必要になってきます。

話は戻りますが、

このメンテナンナンスがなされていない建物を購入するのと

メンテナンスがしっかりと定期的に実施されている建物を購入するのでは、

建物所有者の後々の維持費用は大きく変わります。 

先ほどの事例でいうと、

2,000万円で購入できても、すぐに200万円のメンテナンス工事を実施したとすると

結果的には、2200万円の中古住宅を購入したのと同じ事になります。

でも、実際にはメンテナンス時期が遅れていることで、200万円以上の

工事が発生する可能性もあります。

一方、仮に同様の立地、同様の建物が2100万円で販売されていたら

金額的には、高く見えますが実際のトータタルコストを見ると

逆に安い事になります。

以上の点から、中古住宅については、しっかり建物のプロと物件を診て

必要なメンテナンスコストを鑑みて、購入検討する事が大切になるという事であります。

物件診断につきましては、またどこかの機会に

詳しくお話しできればと思います。

理由無くして、

「安い=良いもの」は、建物においては

無いということを理解して中古物件を探された方が

良いというお話しでした。 トータルバランス、トータタルコストが

重要なのであります。

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

感謝

柿澤 哲次

 

 

 

 


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