こんにちは、SHスペースの柿澤です。
最近、ご相談に来られるお客様からいちばん多く聞く言葉があります。
「もう少し待てば、家って安くなりませんか?」というものです。
3年後くらいに建てたい、それまでに土地の値段が落ち着くのを待ちたい。お気持ちはよくわかります。
家は人生でいちばん大きな買い物ですから、少しでも良いタイミングで買いたいのは当然です。
しかし、今日は耳の痛い話も含めて、正直にお伝えします。
結論から言うと「待てば安くなる」とは言い切れない、というのが私の見立てです。
土地の値段:一度上がって、今は少し落ち着いている
土地の値段は、コロナの時期にぐっと上がりました。そこから今は、場所によっては少し下がってきています。
ただ、このまま下がり続けるかというと、私はそうは思っていません。
東京23区の土地が高くなりすぎた結果、その外側に人が流れています。
所沢や川越はすでに上がってきていますし
次は狭山、という流れになってくるかもしれません。
もちろん、すべての土地が同じ動きをするわけではありません。
川越でも駅や川からの距離、使う路線によって値段の動きはまったく違います。
土地の値段は「エリア全体」ではなく「その場所ごと」に見ないと判断を誤ります。
建築費:これは間違いなく上がっていく
土地以上にはっきりしているのが建築費です。こちらは、これからも上がると考えておいたほうがいいです。
コロナ前の6年ほど前から、世界的に建築資材が手に入りにくくなりました。
たとえば、うちでよく使ってきたレッドシダーという木材は、今は欠品が続いています。
当社には、仕入れのルートがあるので手に入れることはできますが、値段は以前の1.5倍以上になりました。
資材だけではありません。物価全体が上がれば、職人さんの手間賃も上がります。1年、2年待つ間に、
建築費はほぼ確実に上がっていきます。土地が少し下がったとしても、
建物の値段がそれ以上に上がってしまえば、トータルでは高くつくこともあるのです。
金利:住宅ローンの「総額」が変わる
もうひとつ見落とせないのが金利です。最近の金利上昇で、動揺されている方がとても多いと感じています。
同じ金額を借りても、金利が上がれば毎月の返済額も、最後までに払う総額も増えます。
つまり「家の値段」は、土地と建物の値札だけでは決まりません。
「いくら借りて、何年で、どんな金利で返すか」まで含めて、はじめて本当の値段が見えてきます。
では、どうすればいいのか
土地は場所次第、建築費は上がる、金利も動いている。こう聞くと不安になるかもしれません。
でも、私がお伝えしたいのは「急いで買ってください」ということではありません。
大切なのは、相場が下がるのを待つことより、自分たちの予算の中で何にお金をかけるかを先に決めることです。
家づくりは、予算と「望むもの」のバランスです。全部を最高のものにすることはできません。
だからこそ、どこにお金をかけて、どこは抑えてもいいのか。そこを一緒に整理するのが、私たちの仕事だと思っています。
次回は、その「家の値段の中身」についてお話しします。
同じ予算でも、何にお金をかけるかで、家の安全性や暮らしやすさは大きく変わります。
見えないところにこそお金をかけるべき理由を、私の経験からお伝えします。
お知らせ
- 土地相談会:月1回・1組30分の限定枠で始めました。「この土地、買って大丈夫?」という段階でもお気軽にどうぞ
- お金の勉強会:11月29日(日)開催。
金利が上がった今だからこそ、返済の総額を一度一緒に計算してみませんか? 個別でも開催しておりますのでお気軽にお問い合わせください!
以上、最後までお読み頂きまして
ありがとうございました。
感謝
柿澤 哲次
この記事の関連テーマ:家の値段、待てば下がる? ― 土地と建築費のこれから

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